Shinko Wire Company, Ltd.

エンジニアリング



吊構造用ケーブルの代表断面と特徴

共心形ストランドロープ

7×19
取扱い性がよい
多種用途に適用できる
多種類の加工が可能である
引張弾性係数は1,37×105N/mm2と構造材としてはやや低い
スパイラルロープ

1×169
強度が高い
端末加工はソケット付けが一般的である
ただし1×37までエンドクランプは可能
太経の素線を使用しているため亜鉛付着量が多く耐食性は良い
引張弾性係数は1,57×105N/mm2と比較的高い
ロックドコイルロープ

C形
強度が高い
端末加工はソケット付けに限定される
外層異形線にて密閉されているため耐食性が良い
引張弾性係数は1,57×105N/mm2と比較的高い
セミパラレルワイヤケーブル(SPWC)

φ7mm-241
最大約3,000tの破断荷重が得られる
端末はSPWC-FR,SPWC-CM,SPWC-EXアンカーである
亜鉛鋳込みも可能である
外層はポリエチレン被覆のため耐食性は非常に良い
引張弾性係数は1,96×105N/mm2と高い
ステンレスロープ

7×37
外観は非常に美しく装飾品的用途は広い
耐食性は特殊雰囲気を除いては非常に良い結果が得られる
高価である
引張弾性係数は0,88×105〜1,18×105N/mm2である
タフデュアルロープ
(二相ステンレス)

7×37
耐食性はステンレスロープよりも優れている
強度は鋼ロープと同等程度と高い
耐火性に優れている(600℃での破断強度は常温の50%以上)
高価である
引張弾性係数は鋼ロープとステンレスロープの中間程度である

ケーブルの防食と着色

種    類 特    徴 着    色 用    途
亜鉛めっき
  最も一般的な防食方法である
  環境が良ければ数10年の耐用実績がある
  吊構造、橋梁その他一般
塗    装
  一般的に現場塗装となり工期が長くなる(別途足場費用が必要となる)
  メンテナンスを十分に行えば信頼性は高い
  定期的に再塗装が必要である
  色相は自由である
  特に重防食対策が要求される用途または美観上着色が要求される用途
被覆加工 ポリエチレン
(PE)
  工場加工である
  被覆加工費は経済的である
  取扱いに注意が必要である
  黒色に限定すれば耐候性はよくほぼメンテナンスフリーである
  着色は可能だが黒以外は耐候性がやや劣る
  ふっ素樹脂着色コーティングが可能でこの場合色相は自由である
  特に重防食対策が要求される用途
ダイアコート
(ナイロン12)
  工場加工である
  取扱いに注意が必要である
  耐摩耗性にすぐれている
  黒色に限定すれば耐候性はよくほぼメンテナンスフリーである
  着色は可能だが黒以外は耐候性が劣る
  現状では着色コーティング技術は開発されていない
  特に重防食対策が要求される用途および耐摩耗性が要求される用途
ふっ素樹脂
(PVDF)
  被覆加工費は他に比べ高い
  取扱いに注意が必要である
  耐候性は非常によい
  常時150℃まで使用出来る
  摩擦係数が小さい
  着色が可能である
  色相による耐候性の劣化は実用上問題ない
  色相は塗装程の自由度はない
  ポリエチレン、ナイロンの上に二重被覆も可能である
  特に重防食および着色が要求される用途
特に低摩擦係数が要求される用途
テープ 防食テープ
  現場施工となる
  架設後の補修にも適用可能である
  テープの色相は限定される
  テープの上に塗装も可能である
  橋梁用ケーブルステーケーブル

被覆加工の標準仕上り径

ロープ径 仕上り径
6.3 8.5
8 10
9 12
10 13
11.2 15
12.5 17
14 18
ロープ径 仕上り径
16 20
18 22
20 24
22.4 28
25 30
28 33
30 35
ロープ径 仕上り径
31.5 38
33.5 40
35.5 42
37.5 44
40 46
42.5 51
45 53
ロープ径 仕上り径
47.5 56
50 58
53 63
56 66
60 70
(寸法単位:mm)


被覆方法は加圧式です。表に無いロープサイズはご相談ください。

ケーブルの特性値

種 類 構 成 プレストレッチング加工後の特性値
(標準)
製作可能
範囲
mm
端末加工
初期伸び
弾性係数
N/mm2
クリープ
ソケット
付け
エンド
クランプ
シンコー
クランプ
共心形ストランドロープ 7×7 0.1〜0.2 1.37×105 0.025 6.3〜40 *2 *4
7×19 10〜63 *2
7×37 20〜71
スパイラルロープ 1×19 0.05〜0.1 1.57×105 0.015 14〜25 -
1×37 20〜35.5 -
1×61 28〜45 *3 -
1×91 40〜56 - -
1×127 45〜63 - -
1×169 60〜80 - -
1×217 75〜100 - -
ロックドコイルロープ C形 0.05〜0.1 1.57×105 0.015 34〜54 - -
D形 56〜76 - -
E形 78〜100 - -
F形 92〜100 - -
ステンレス鋼
共心形ストランドロープ
7×7 0.1〜0.2 0.880×105 0.025 6.3〜20 *2 *4
7×19 8〜20 *2 *4
7×37 6.3〜50 *2 *4
ステンレス鋼
スパイラルロープ
1×19 0.05〜0.1 1.18×105 0.015 14〜20 -
1×37 20〜35.5 -
セミパラレル
ワイヤケーブル*1
φ7×19〜499 ≒0 1.96×105 0.007 - -
*1 セミパラレルワイヤケーブルにはプレストレッチング加工を施さない。
*2 φ16以下には適用できない。
*3 エポキシ樹脂鋳込みと複合加工することにより押出式エンドクランプで可能。
*4 細径に適用。